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2013年 12月 09日

カメラ遍歴 Nikon FE編

                   
                              Nikon FE


     


                1977年(昭和52年)にボクは国内カメラ営業へ異動した

        それから25年間セールスを続けることになったが初めて売り込みを経験したのがFE

                    しかしFEは当時まだ発売されておらず

           1976年に発売されたキャノンAE-1が シャッタースピード優先の自動露出
           上部カバーABS樹脂、電子化、ユニット化、自動組み立て大量生産により 
           他社の同等機種より2万円安、さらに巻き上げ装置(ワインダー)を外付けし
                   「連写一眼」のキャッチで市場を席巻していた

         そして2年遅れの1978年に絞り優先自動露出、ファインダースクリーン交換可能、
         ダイキャスト、外装金属、モータードライブMD12装着で一秒間5駒の撮影ができ
                「シンプル・ニコン」のキャッチでNikon FEが発売された

      1977年から一眼レフはNikonブランドに統一されたのでNikomatではなくNikonの名板になった


            売り込みの為には自分で使い、カメラを理解しなければと思い購入した

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絞り優先AEにしたのはキャノンに対抗したのではなく
写真作りにおいてNikonは絞りが基本との思想があったので自然の流れであった

さらにシャッタースピードを早くしようと思えば絞りを開放にすれば良いので
シャッター優先的にも使え操作はいたってシンプル

シャッターダイヤルをAUTOにし絞りは絞り環を回すだけ
シャッタースピードはファインダー内の左側で確認できるので
ファインダーから目を離さずに全て操作できる




そして金属ボディながら単体で570gとNikomatより200gの軽量化を達成

しかしこの軽量化には落とし穴があった

何回か撮影してるうちにどうも手ぶれが目立つようになった
そう軽量化したので撮影時にしっかり構えなくなってしまい手ぶれが出たんです

持ち運ぶには軽いほうが良いんですが、そのぶん撮影ではしっかり構えないと必ずぶれます

いまのカメラで手ブレ写真が少ないのは防振装置がついてるからです
おそらく多くの方は手ぶれをしてますヨ


それではカメラの特徴を

特筆すべきは巻き上げの軽さ




レバー動かすとチリチリと小さなラチェット音で軽~るく回る
普通はフィルムが引っ張られるのでムラがあったり
フィルムの終端で重くなるがこのカメラはテンション変化が少ない

この軽快感はF系の巻上げより気持ち良くボクは好き

でもシャッター音は
縦走りシャッター羽根によるカシャンという金属音のFEより
横走りシャッター幕によるスパッツと重厚な音のするF系の方が好き

こうやってみるとメカカメラと言うのは音、感触、など感性に訴えてくる
なので好きになるととことん好きになる


お気づきかもしれないがシャッターボタン形状を変えている
オリジナルは指にあたる面積が少ないのでこのソフトシャッターレリーズを付けることで
ボタン位置が高くなり指の接触面積が広がるので軽くすばやく押せる

ロゴがボディラインと平行になるやつを選びに選んだんです




ファインダースクリーン(焦点板)の交換はマウント部分から行う

モルトの上にある黒い爪を引っ張るとスクリーン部分が開く
ボクは作画の補助になる格子入り全面マットのEスクリーンにしていた




レンズ装着方法は開放絞りの認識方法を変えたので
以前のガチャガチャが無くなりただボディに嵌めるだけで良くなった

このあたりの話しはLense編で


ボディ底にはモータードライブ(MD)との連動機構がある

右端はMDとの電気信号接点、隣は露出計用電池室、真ん中は三脚ネジ
左端は巻上げのカップリング軸、右上はシャッターボタン(MD側から棒が出てここを押す
右下は巻き戻し時のスプロケット開放ボタン




FEはその後のNikonの電子カメラの礎となったカメラです


     



              Nikomatより遥かに使いやすく写真を撮ることに夢中となった

           露出補正はどのくらいにしよう、フィルム特性でどんな仕上がりになるのかを
          想像しながら撮ったがフィルム代がかかるので無駄打ち無しの一発必中だった

              いまこうして振り返ると銀塩アナログカメラの良さが甦ってきた
                      露出計が生きてればまた撮ってみたい


                                


                       2013.12.3 カメラ遍歴 Nikomat編



by yamamichishake | 2013-12-09 10:35 | 写真 | Comments(0)


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