人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2011年 02月 02日

薬師寺

                    
                BS朝日の薬師寺講堂再建ドキュメンタリー再放送を見た

            薬師寺は白鳳時代に創建されたが東塔以外は江戸時代の仮堂で
           ボクのいた1953年(昭和28年)ころは自由に入れ伽藍はさびれていた

          そこから白鳳伽藍の復興を志したのは1967年に管主となった高田好胤で
          特定の檀家をもたない寺だったため100万巻を目標に写経勧進をはじめた
              当初はあつまらなかったが1976年に達成し金堂が再建され

薬師寺_f0326399_21582808.jpg



                      1981年に西塔が再建された

薬師寺_f0326399_21583895.jpg



            写経はその後も続き1997年には600万巻に達し現在も続いている
             好胤の没後2003年に大講堂が再建され白鳳伽藍が完成した

                     (去年訪れたとき写真を撮り忘れた)


                  ドキュメンタリーはその大講堂を建てた物語で
                    コンクリートなら300年しかもたないが
                 木は1000年持つとして樹齢3000年のヒノキを
                      日本の気候とよく似た台湾で探し
                 古代の槍かんなを使い構造は1300年もっている
                 東塔の木組みを手本にし飛鳥時代の建築技法で
                  建てたことの凄さと宮大工の信念に感動をした

                 きらびやかな伽藍は古い東塔と違和感を感じるが
                    創建当時の寺は朱や緑に塗られていたので
                           これが本来の姿

                    奈良の枕詞、あおによし。。。。一説では
                   ”あお”は格子に塗られた青(実際には緑)
                   ”に”は柱に塗られた朱色の丹をさしている



by yamamichishake | 2011-02-02 21:42 | 奈良 | Comments(0)


<< 恵方巻き      あたり >>